第19回 健康講座 効果的な運動療法とは

高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の予防と治療や、骨粗鬆症治療にも運動療法が効果的です。効率のよい運動療法について考えてみましょう。

運動習慣は今からでも遅くありません

こんな調査結果があります。

つまり、65歳を過ぎてからでも運動を始めると体によい効果があるといえるのです。

米国スポーツ医学会の推奨する運動( 1995年)

中程度の運動強度とは

  1. 心拍数が138ー(年齢/2)となる程度の運動
  2. 楽であるからややきついと感じ始める程度

この1か2の基準で適当な運動強度を判断してください。1はエアロバイクなどのスポーツジムでは有用でしょう。実際には2を基準とするのがわかりやすいでしょう。

運動強度は中程度でよい理由

次に、各生活習慣病と運動の効果について簡単に解説します。

高血圧と運動

10週間の運動(週3回の30分程度のウォーキング)後には患者さんの50%に降圧効果が現らます。

平均すると、

下がると言われています。

しかし、運動を中止すると4週間で効果は消えてしまうこともわかっています。

糖尿病と運動

糖尿病における運動療法には以下のような効果があり、食事療法とともに運動療法は糖尿病治療に欠かせないものとなっています

高脂血症と運動

肥満傾向のある中年男性を対象に、週3回45分間の運動を9ヶ月行った。さらに食事療法も行った。中性脂肪、総コレステロールは減り、善玉コレステロールは増えた。運動と食事療法の両方を行うとより効果的だった、というデータがあります。

骨粗鬆症と運動

日光浴も大切です

運動療法の実際

ストレッチ

ウォーキングの実際

ウォーキングのフォーム

生活の中で運動の取り入れ方

運動はいつ行うのがよいか

膝や腰が痛い場合は

運動を中止すべき症状

<まとめ> 

効果的な運動療法のポイントとは

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