当院の2002年の改革について

ちょっと大げさなタイトルですが、今年からやっていこうと思うこと、診療所のリフォーム、などについて紹介したいと思います。昨年はレントゲン写真のデジタル保存、待合室のディスプレーを開始しました。今年は以下のことをまず行うことにしました。

健康手帳の利用を推進

従来、当院では、70歳以上の患者さんについては、市から配布される健康手帳に薬の情報と受診時の血圧を書き込んでお渡ししていました。しかし69歳以下の患者さんについては特にそのようなものは用意していませんでした。もともと市では69歳以下の方にも同じ内容の健康手帳が用意されていましたが、この手帳は市の保健センターでもらうことになっていたのであまり利用する方はおられませんでした。今年からその健康手帳を医療機関で配布できることになりました。そこでこの機会に、すべての患者さんについて、健康手帳に薬、血圧だけでなく、検査結果や健康講座の受講記録、薬の副作用歴などを記入することにしました。これがみなさんの健康管理に役立てば幸いです。たとえば旅行先で他の医療機関を受診する場合や他科を受診する際提示していただけば有用な情報となるはずです。また、広い意味で、情報開示につながることにもなると思います。

診察室の椅子

診察室の患者さんの座る椅子を換えました。今までは丸椅子を使っていましたが、今回背もたれのついた椅子に換えました。背もたれといっても低い背もたれなので背中の診察のじゃまにはなりません。足元の不自由な患者さんにとっては立ち上がるときの支えにもなります。また、お子さんの診察や予防接種のとき、お子さんをだっこしているお母さんの安定もよくなります。

玄関のリフォーム

これまで玄関のドアは1枚だったため、冬場はすきま風が入って待合室が暖まらないため、患者さんが寒い思いをされるという問題がありました。また、入り口や玄関の段差で、バランスを崩される患者さんもおられました。今回玄関の段差を低くし、入り口にはスロープをつけ、玄関の外にもう一部屋作って自動ドアをつけ、すきま風をなくしました。完成は1月末の予定です。お年寄りや足元の不自由な方、車いすで来られた方、ベビーカーでいらしたお子さんなどにはお役に立てると思います。

手すり

待合室から診察室の間の通路に手すりをつけました。

病院というところはできれば来たくないところだと思いますが、具合が悪くて来られた患者さんにとって、少しでも快適でいていただけるようこれからも工夫して参りたいと思います。

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