11.公費負担制度について

Q:認定以外の病気なので負担が大きい

A:厚生省の特定疾患に指定されている病気は限られています。病状の重い、軽いにかかわらず、病名により認定されるかどうかが決まります。ですからこのような問題も生じてきます。これ以外の医療費助成制度というと高額療養費などの制度もありますので詳しくは主治医もしくは病院のケースワーカー、医療福祉相談室にお問い合わせください。

Q:身障の手続きをしたが認められなかった

A:身体障害者手帳の申請のことだと思いますが、この申請が認められるのは機能障害があり、今後もその障害が持続する場合です。従って痛みのために動けないなどはその対象とされないことになります。まず、申請が認められなかった理由を福祉事務所の窓口でよく確かめて主治医の先生と相談して下さい。

Q:認定を受けたときの偏見が恐い

A:そのようなご相談はよく受けます。社会的な偏見や差別というものは改善してきてはおりますが皆無とはいえませんので、そのような不安をもたれる方もおられるかもしれません。もともとそのような方々を援助するための制度ですし、個人的なプライバシーは守られますので、逆にこのような認定制度を積極的に活用することにより、よりよい社会生活を送れるよう考えるのがよいのではないでしょうか。

公費負担制度、社会福祉制度などについては各医療機関の医療福祉相談室や各地域の保健所で相談にのってくれますのでお問い合わせ下さい。