現在流行している風邪の症状は?
今年11月以降、12月13日現在まで、当院を風邪症状で受診された患者さんの症状の内訳を調べたところ、以下のようになりました。原因となるウイルスが全く同じかどうかもわかりませんが、今流行している風邪の症状として参考にはなるかと思います。
人数 | 発熱 | 咽頭痛 | 鼻水 | 咳 | |
---|---|---|---|---|---|
5歳未満 | 26 | 62% | 23% | 46% | 77% |
5〜15歳 | 8 | 50% | 38% | 38% | 63% |
16〜30歳 | 13 | 15% | 54% | 46% | 31% |
31〜60歳 | 33 | 15% | 47% | 55% | 85% |
61歳以上 | 44 | 25% | 50% | 27% | 55% |
合計 | 124 | 31% | 44% | 48% | 70% |
咳が比較的多く、子供は発熱を伴う傾向があります。ここには示していませんが、大人の方の発熱は軽く、子供は高い熱を出す傾向にあります。また、大人の方の場合、咳は長引く傾向があるようです。消化器症状(下痢、吐き気など)を伴う患者さんもおられました。
当院では風邪症状の患者さんには、原則的に、症状に応じて3〜4日分の薬を処方し、症状の変化に応じて必要があれば再診していただいて治療しています。中にはこじらせてから受診された方もおられますので、早めの受診をお勧めします。
インフルエンザの流行はまだのようです。