発熱時の対処

発熱の原因には、風邪からインフルエンザ、肺炎、髄膜炎など様々です。医療機関を受診するまでの対処の仕方を解説します。

@体温を測る:汗を十分に拭いてからわきの下に体温計をはさんで測ります。最近は電子体温計や耳で測るものもあり、これらも便利です。熱は、たいてい夜になると上がってきます。朝の体温と、夜の体温を測って記録していただくと診断の上で大変役立ちます。また、朝になって体温が下がっても夜になって上がってくることもありますので油断は禁物です。

A寒気、ふるえに注意:高熱が出る前には寒気、ふるえが起こることがあります。このときは体を温めてあげて下さい。また、温かい飲み物をあげるのも良いでしょう。

B氷で冷やす:熱が上がってきたら静かに寝かせ、氷で体を冷やすのがよいでしょう。このとき、首、足の付け根などを冷やしてあげましょう。頭を冷やすのは気分が楽になりますが、頭痛の原因となることもありますのでその場合は無理に冷やすことはありません。氷嚢やアイスノンは、ガーゼやタオルを巻いてあてるようにしましょう。

C汗を拭く:汗をかいてきたら体を拭いて、新しい下着に替えましょう。解熱剤の坐薬使用後は、解熱とともに汗をかきますので特に注意しましょう。

D発熱以外の症状:発熱以外に、発疹、咳、頭痛、吐き気、嘔吐、けいれんなどがないか観察し、主治医に報告するようにしましょう。高熱とともに激しい頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害があるときは一刻も早く病院に連れて行きましょう。

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