体温と自律神経

平成25年12月3日(水)ふじみ野市立福岡小学校平成25年度第2回学校保健委員会にて

最近は体温の低い人が増えている、といわれているそうです。そこで、今回小学校の保健委員の皆さんは、体温が下がる原因についていろいろ調べてくれました。

運動量が減ったこと、睡眠不足、ストレスなどを挙げてくれました。夜遅くまでゲームなどをして睡眠不足になっていることを皆さん自身の生活を振り返って、問題を感じているようでした。体温の低下の原因といってよいかどうか、その科学的な証明はまだされてはいないと思いますが、関連性はあるかもしれません。

私からは、「体温と自律神経」というテーマでお話しをさせて頂きました。

<質疑応答>
Q:私は人より体温は低いようなのですが、自律神経に何か問題がありますか?
A:平熱は人それぞれ違いますから、平熱の低い人が平熱の高い人より、交感神経の働きが強い、という意味ではなく、その人の体温が普段より下がったときには交感神経の働きが強くなっている、という意味です。たとえば、平熱が35.5℃の人の方が平熱が36℃の人に比べて風邪を引きやすいという意味ではありません。

Q:体温が低いとどんな病気にかかりやすくなりますか?
A:病気にはいろいろな病気があります。がん、感染症、血管障害つまり心筋梗塞や脳卒中、ホルモンの病気、膠原病などに分けられますが、体温が下がってかかりやすくなるのは感染症でしょう。かぜ、インフルエンザなどもその部類に入ります。

Tweetシェア

ホームへ