体重が減らない場合、早食いにも注意

食べ過ぎにならないように、脂っこいものは控え、甘いものも間食も避けているのにやせない、という人って結構いらっしゃるようです。そんな人たちは、早食いになっているのかもしれません。

最近発表されたデータで、早食いと、夜遅い食事が肥満と関係する、というものがありました。11月13日付の日本経済新聞Web版に掲載されていました。

早食いが肥満の原因となる要因にはいくつかあります。

などです。インスリンというのは不思議なホルモンで、血糖値を下げるために働きますが、成長ホルモンに似た作用があり、インスリン分泌が多いと肥満になりやすくなるのです。相撲取りが早く太るようにインスリンを注射していた、という事件(こちら)がありましたが、それは極端な例としても、体内から分泌されるインスリンも、たくさん分泌されなくてすむような食生活をすることが大事です。そのためには、ゆっくりよくかんで食べることと、野菜を先に食べることなどが効果的です。

早食い防止は、イギリスでも注目されていて、最近、イギリスではTalking Plate(しゃべるお皿)なるものが販売されるようになったそうです。(こちら)これは、お皿を載せる秤で、コンピューターに接続され、食べるスピードが速いと、「もっとゆっくり」と警告してくれるのだそうです。英国NHSの調査では、このお皿の導入で肥満の人の食べる量が12〜15%減ったのだそうです。日本でもそのうち売り出すかもしれませんね。

つらいダイエットは続かないかもしれませんが、ゆっくりにするだけならできるのではないでしょうか。

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