My Plateという考え

食事のバランスを考えるのはなかなか難しいものです。日本では、厚生労働省がコマをかたどった栄養バランスの図を提唱しています(こちら)。米国では子供の肥満が問題となっており、ミシェル・オバマ大統領夫人が中心となった委員会が、栄養バランスをわかりやすく示した図を提唱しました。名付けてMy Plate(私の一皿)だそうです。

米国では1992年に栄養バランスを示したフードピラミッドが提唱され、長く利用されてきました。日本のコマによる栄養バランス図もこれを参考にしたところが多分にあると思われます。しかし、これではやや複雑でわかりにくいと言われてきました。そこで、よりシンプルに、お皿とグラスをかたどって、My plateが提唱されました。要点は、食事の半分は果物(上図の左上の赤い部分)と野菜(左下の緑の部分)、しかも野菜の方が果物より多い、という点、そして、残りの半分は穀物(右上のオレンジの部分)と蛋白源(右下の紫の部分)で、蛋白源より穀物の方が多い、というものです。そして一日一杯の乳製品(右上の青い丸)、ということになります。穀類や乳製品も蛋白源であるという点で、多少混乱しやすいかもしれませんが、一回の食事で、野菜が足りているだろうか、肉類(蛋白源)が多すぎないだろうか、と考えるのにはわかりやすいと思います。

日本の栄養バランスのコマもよくできていますが、情報が多すぎてわかりにくいところもあるかもしれません。My Plateに倣って、私だったら和食版のこんな図を提唱します。名付けて「マイお重箱」。

ホームへ

Tweetシェア