第10回 健康講座 酒は百薬の長?

今回は嗜好品であるアルコールのことを勉強しましょう。

アルコール飲料にもいろいろあります。まずアルコール飲料の種類をみてみましょう。

アルコールの作用の作用はどんなものでしょう

アルコールの量は、アルコール飲料によって異なり、アルコール度数で表されています。

アルコール度数

アルコールは飲んだ後どのような吸収経路を通るのでしょうか

アルコールは体内でどう変化するかというと

酒に強い、弱いとは

アルコール飲料のカロリー

次に、各種疾患をお持ちの患者さんにとって飲酒をどう考えたらよいかを示しましょう。

アルコールと糖尿病

食品交換表によれば、

”アルコール飲料は糖尿病の治療や合併症の予防上いろいろな面で悪影響があるのでできるだけ禁酒”

となっています。なぜよくないのでしょうか。

アルコールが糖尿病によくない理由

などが挙げられます。しかし、主治医の判断で少量なら可能な場合もあります。その目安の一例を示します。

糖尿病でもアルコールが飲める場合

これはひとつの目安ですので必ず主治医に確認してください。

アルコールと高脂血症

高脂血症との関係では以下のことがわかっています。

従って適量の飲酒であればよいことになります。しかし、糖尿病と同様に、アルコールそのもののカロリーの問題や飲酒の機会につい食べ過ぎるなどの問題がありますので注意が必要です。

アルコールと高血圧

従って、やはり、適量なら良い、ということになります。酒の肴となるものには塩辛いものが多いのでその点も注意しましょう。

アルコールと痛風

アルコールと肝障害

アルコール性肝障害があるとわかっている人ではまずは禁酒が大切です。

アルコールと膵炎

慢性膵炎とも関わりが深いことがわかっています。

アルコールとがん

アルコールは発がん物質としても位置づけられ、次のことがわかっています。

アルコール依存症とは

“酒は百薬の長”であるために

休肝日とは

アルコールは人とのコミュニケーションにも欠かせないものです。適量を守り、からだに合った楽しい飲み方を心がけましょう。

<参考文献>

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