四十肩、五十肩によい体操

四十肩、五十肩は、正式には肩関節周囲炎といわれます。肩関節の動きには、前屈(前にあげる)、後屈(後ろに引く)、外転(横にあげる)、内転(内側にあげる)、外旋(腕を外に開く)、内旋(腕を内側に閉じる)などがあり、多くの筋肉が関与しています。肩関節の炎症によって痛みが生じ、動かさないでいるとこれらの筋肉が硬くなってしまい、関節の動きがますます悪くなってしまいます。そしてさらに痛みも増すことになってしまいます。

ですから、四十肩、五十肩では、痛いからといって動かさないでいるのはかえってよくありません。といって、痛いのを我慢して無理矢理腕を上げて肩を回すような運動は逆効果です。痛くない範囲で、運動を続け、痛みが軽くなってきたら徐々に運動の範囲を広げていくのがコツです。

ここでは初期の運動として推奨できるものを紹介します。

体を前屈させ、、痛みのある方の腕を下げて、振り子のように運動します。前後、左右、時計方向、反時計方向にそれぞれ2分ずつ動かします。おそらくこの運動であれば肩の痛みはでないと思いますが、これを根気よく続ければ痛みもだんだん軽くなってきます。運動後に湿布をするとよいでしょう。


これは、椅子に座ってやる体操です。椅子に座って、両手を後ろで組んで、左右に動かします。後ろで手が組めないようでしたら、タオルや棒を間に入れてやってみて下さい。左右にゆっくり、2〜3分間動かしましょう。テレビなどを見ながらでかまいません。

ホームへ