砂糖は毒?

糖分のとりすぎは、糖尿病の原因となったり、血液中のコレステロール上昇につながったりと、様々な悪影響があります。今、米国で注目されているYouTubeのサイトで、砂糖の健康への影響についての講演が収録されているものがあります。講演のタイトルは「Sugar The Bitter Truth(砂糖、その苦い真実)」です。昨年7月にアップロードされて以来、一ヶ月に5万人が観ているそうです。私もちょっと観てみましたので、その要約をまとめてみます。下記のリンクです。

http://www.youtube.com/watch?v=dBnniua6-oM&feature=youtube_gdata_player

この講演の内容を要約すると、

といった内容です。講演の中では、ブドウ糖果糖液糖(high fructose corn syrop)は体にとって”毒”であるというくらいはっきりと、とってはいけない、と述べられていました。

このように砂糖を敬遠する考えがある一方で、砂糖は体にいいとか、脳の活性化には必要といった意見もあります。脳のエネルギーになるのは、ブドウ糖なので、ブドウ糖をとるという意味では砂糖をとることは悪いことではありません。しかし、砂糖をとると果糖もとることになってしまいますので、とりすぎには注意が必要です。ブドウ糖をとるなら、でんぷん質であるご飯でとる方がいいでしょう。米国では砂糖のとりすぎや糖尿病、心筋梗塞の増加が問題となっており、そこに警告を発する目的で言われているのだと思いますので、砂糖を”毒”とまで言うのはちょっと行き過ぎかとは思いますが、とりすぎがよくないのは確かでしょう。

カロリーが同じでも、砂糖でとった場合は脂肪蓄積やインスリン抵抗性への影響が大きくなります。カロリーは同じだからといって、食事を菓子パンなどで済ませてしまう人がいます。あるいは、一日に何個もアメをなめるという人や、スポーツ飲料だから体にいいと思って、スポーツ飲料を毎日2本飲んでいるというような人もいます。肥満傾向や糖尿病のコントロールがなかなかつかない人は、そのように、砂糖を使ったお菓子類や飲み物をとりすぎていないか確認してみましょう。

ホームへ