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杖を持つ手はどちら? | ||||||||||||
膝を痛めたり、足首をねんざしたりして杖(一本杖)を使わなければならない場合、どちらの手に持った方がよいでしょうか。 左足を痛めているとします。その場合、右手に杖を持って体を支えるのと、左手に持って体を支えるのとどちらがよいのでしょうか?その人の歩き方や手の力によっても違ってきますが、一般的には、杖を持つのは痛くない方の側、つまり右手に持つのがよいとされています。 なぜでしょうか。簡単に解説します。 ![]() |
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左は一般的なT字杖。右はロフトランド杖。後者は握力の低下した患者さんに適しています。 | |||||||||||||
![]() 杖は痛めた足にかかる荷重を減らすために用いるので、杖自体にある程度の荷重(体重の1/4から1/2といわれています)がかかります。杖の長さを適正にしておかないと腕によけいな負担がかかります。杖の適正な長さは、直立の姿勢で杖を接地させたときに肘が30°曲がるくらいの長さとされています。 |
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大切な“転ばぬ先の杖”ですから適切に使いましょう。 |
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<参考文献> リハビリテーションレジデントマニュアル(医学書院) リハビリテーション医学(南江堂) 標準リハビリテーション医学(医学書院) |
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