アイスランドの火山噴火に伴う健康被害

2010年4月のアイスランドの火山噴火では飛行機の欠航を余儀なくされ、ヨーロッパ方面への渡航や、ヨーロッパ経由の渡航に大きな被害が生じました。今のところ火山灰が日本にまで到達するおそれはないようですが、火山灰に関して、健康面で気をつけなければならないことがあります。それは呼吸器系の疾患、喘息、慢性気管支炎などのある人にとっては、病状が悪化するおそれがあるということです。2010年4月16日にWHO(世界保健機構)が発表したところによると、発生した火山灰の粒子の25%は、直径10ミクロン以下であり、それを吸引すると呼吸器系への刺激になってしまうだろうとしています。そして、火山灰の到達地域にいる場合や火山特有のにおいが感じられた場合は、できるだけ外出は避けた方がよいと警告しています。
火山灰の粒子には、硫黄などの有害物質が含まれていますので、吸引は避けるようにしましょう。
WHOではさらに情報を収集し、発表することにしているそうです。ヨーロッパ方面にいかれる方は参考にして下さい。今のところ、日本に直接の影響はありませんが、情報が入りましたらこのホームページでも取り上げたいと思います。

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