「地域在宅医療セミナー」のご報告

平成13年12月1日(土)、東入間地区、第3回「地域在宅医療セミナー」が開かれました。

第1部は「在宅死・看取りを考える」というテーマでシンポジウム形式で行われました。

座長は篠田中央病院院長篠田毅先生、発言者は“ケア施設の立場から”として社会福祉法人マザーアース所長、野溝守さん、“ケアマネージャーの立場から”として上福岡総合病院ケアマネージャー、竹下明子さん、“訪問看護ステーションの立場から”として東入間医師会訪問看護ステーション、大治由紀子さん、“かかりつけ医の立場から”として私、がそれぞれ15分発言いたしました。私は、ターミナルケアにおける患者さんの状態の変化とご家族への説明について発言させていただきました。その後パネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッションでは、在宅でのターミナルケアの問題点やこれからの課題について議論されました。

第2部では東京女子医科大学第2病院在宅医療部講師の山中崇先生にご講演をいただきました。

在宅医療ではご家族の熱意とともに、かかりつけ医ばかりでなく、訪問看護婦さん、ケアマネージャー、薬剤師さん、施設の職員の方たち、ヘルパーの方など、多くの職種の人たちの協力とチームワークが大切だと思います。

病院ではなく自宅で療養したいという患者さんは多いものの、実際には入院を余儀なくされているケースも多いと聞いています。今後さらにこの地域の在宅医療のネットワークが強化され、そのような患者さんの希望をかなえることができるよう頑張りたいと思います。

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