熱中症に気をつけよう
ー平成18年6月30日ふじみ野市立福岡小学校学校保健委員会での発表よりー
熱中症は、
- 気温が高くなり、体温調節や血液の流れなどの働きに障害が起こる病気です。
気温の高いときは外での運動は気をつけよう
- 35℃以上・・・運動は原則禁止
- 31℃以上・・・激しい運動は禁止。運動する場合は積極的に水分を補給する。体力の低いもの。暑さになれていないものは運動中止。
- 28℃以上・・・積極的に休息をとり、水分を補給する。激しい運動では30分おきくらいに休息をとる。
-
- 財団法人日本体育協会 スポーツ活動中の熱中症予防ハンドブックより
熱中症が起きやすいとき
- 同じ気温でも
- 湿度が高いほど熱中症は起こりやすくなります
- 暑さになれていない場合にも起こりやすくなります。
- 梅雨の合間に突然気温が上昇した日や、合宿の初日などに起こりやすくなるので要注意。
熱中症の予防
- 水分の補給を十分に行う
- 水でも十分ですが、
- 0.2%の食塩水を補給することが望ましく、スポーツドリンクもよい。
- 補う水分量の目安は、野球などのスポーツでは、
- 運動前に250〜500ml
- 1時間ごとに500〜1000ml
- 休憩時間は必ず休む
当院のホームページの”熱中症について”も参考にして下さい。こちらからどうぞ。
<質疑応答>
熱中症と日射病はどう違うんですか
- 熱中症は、日射病、熱射病、熱痙攣、熱失神、熱疲労などの総称です。日射病は日差しが強いために起きた熱射病を指し、熱射病は、体温調節ができなくなり、意識障害まで起きてしまう危険な状態です。熱射病の発病前にはめまい、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れることがあります。熱中症という言葉は、日射病、熱射病も含めて、強い日差しや高い気温が原因で起こる病気をすべて含む言葉です。
どんな症状になるんですか
- 体温の上昇、体内の水分、電解質のバランスの乱れによって、軽症では吐き気、頭痛、めまい、さらには意識が朦朧となったり、筋肉が痙攣を起こしたりします。重症なケースでは意識を失ってしまう場合もあります。
なってしまったらどうしたらいいのですか
- まず体温を下げることが大事ですから、日陰に運び、ぬらしたタオルを当てるなどして体を冷やしてください。また、水分も欠乏していますので、水分補給を行ってください。意識がなくて水分が取れないような場合はもちろん、意識があってももうろうとしていたり、言っていることが少しおかしかったりしたら、迷わず救急車を呼んで病院に搬送してください。
予防のために飲むのは水でいいのですか?塩を少し入れた方がいいのですか?
- 基本的には水で十分です。しかし、塩を少し含んでいるほうが吸収は早いといわれています。スポーツ前の予防で使う場合は水でもよいでしょう。運動を始めてからの水分補給では、スポーツドリンクや、上述したような0.2%食塩水がよいでしょう
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